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Iridescent Wings

2024.12.15

 

止まっていた時が動き始めたように、少しずつまとめてBlogをアップさせて頂いているこの頃です(笑)

こちらの作品は今年の夏前から数か月かけて描きました。

2022年に描いていた鳳凰の絵。私が夢で見た鳳凰のイメージを描き出したくて、再度描いてみたらEternal Wingsと同じような構図になっています。実は、これは夢の中で鳳凰が空を回転しながら私の方を振り返ってくれた構図なんです。あの時、瞳が合ったその光を描こうと、鮮明に覚えているイメージを頼りに色を探しながら描きました。

私の中で天使の色も同じですが、天界の色はこの世では表現しにくい色で、光そのもののプリズムのようなものだと思っています。

実はその色は、この世界にもそこかしこに視えるものなのだと感じます。

色は、光であり、エネルギー。音楽とも繋がっているものです。

この絵を描きながら浮かんでいたイメージはベールの向こう側に光輝く場所です。その先には懐かしい場所が拡がっていて、私も描きながら辿り着きたい場所なのかもしれないと常々思っています。本当はその景色を知っていて、その場所から来たのだということも感じています。音楽を聴いている時にその景色に繋がることありますし、一遍の詩の中にも同じエネルギーを感じることもあります。

肉体を持つ私たちは忘れてしまいがちですが、きっとスピリットはいつでもその場所に旅を出来るのだと思います。

描きながら鳳凰と対話しながら浮かんだ言葉はIridescent。 虹色。

Iridescent とRainbowの違いをオーストラリア人である夫に聞いてみました。いずれも虹色の意味を持ちますが、Iridescentとはそのものから発せられる光のことで、Rainbowは水蒸気に光が反射されて見える色とのこと。

私の中でRainbowは遠くに見えるもので、永遠にその場所に辿り着けない憧れの象徴です。でもその先を抜けると、その世界ではIridescent で溢れているのかもしれないとふと思いました。

Rainbowに憧れた誰かが、実はRainbowになる存在だったと気付く時、エネルギーが溢れる気がします。

 

そこから浮かんできたメッセージ。

ベールの向こう側に行ってみたい世界があって、その場所は光が溢れていて…でもそのベールをくぐりぬけるには勇気が必要。

思い切って旅に出てみたら、光溢れる中で、自分の背中にも翼があって周りと同じように光輝いている… そんなイメージです。

虹色に輝き始める=本来の自分自身の姿になることなのかもしれないと、そう感じます。

きっと虹色の翼は皆持っていて、輝かせ方を忘れてしまっているだけ。

少し静かな時間の中で、自分の背中にあるのが虹色の翼であることに気付けたら、どんな時もその翼が勇気をくれ、生きる希望となるかもしれません。

もうすぐ新しい年を迎えます。

2024年も様々な事があった1年でした。描きながらもらった虹色の翼を希望に変えて強く生きてゆこうと思います。

皆さんにも色の持つエネルギーが届きますように…。

 

虹色の翼

 

静寂の中 耳を澄ませば 聴こえ來る

                あなたの名を呼ぶ懐かしき声                        

遥か彼方のベールの向こうの溢れる光は

きっとあなたが還りたい場所

勇気を出してその翼を拡げてごらん

光の中へ飛び込めば あなたの翼は虹色に輝き始める

虹となり又ここに戻って來ればいい

 

Iridescent Wings

In the silence, if you listen, you can hear a nostalgic voice calling your name.

Beyond the veil, far away. Overflowing with light…

A place you want to return to.

Be brave and spread your wings! Let’s journey into the light!

Jump!  In the light your wings will shine with iridescent colors.

 

Like a rainbow, you will return.