2019年も早いものであっという間に大晦日を迎えました。
この1年も無事にこの日を迎えられた事に感謝しております。
今年はたくさんの絵を描けた一年となりました。
夏至には枚岡神社へ作品 ”華ひらく”をご奉納させて頂き、改めてこの手で描く意味について想うようになりました。
年齢を重ねるということは、それだけ残された時間が短くなってゆくことだと気づく1年でもあり、その中でどう生きてゆきたいのか自分を見つめ直す時間ともなりました。
秋頃からは新しいインスピレーションも次々と湧いて来て、今年最後の1枚も仕上がったところです。
浮かんで来たのは蓮の華。開いた華の中に見えたのは六芒星。ヘキサグラムと言えばご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、正三角形が上下重なって出来るこの図形は天と地を結ぶ形でもあるそうです。2つの異なるものが融合して形作る美しい形。
その中央の光は金箔を貼って仕上げています。
仕上げに金泥を使用したのですが、作業中に左右に色むらが出来てしまいました。
最後の最後にあぁ~と思っていたのですが、しばらくじっくり見ているとどちらもドルフィンの顔に見えて来ました。
そこから夢中でドルフィンを描き入れました。(イメージが消えてしまう前に)
描く時、描き終わるまで何を描こうとしているのか明確なメッセージがわからない事が多いのですが、この絵もまさにそうでした。
今年最後の一枚を…と思い描き始めた円と図形。
元号も平成から令和へと変わった、大きな節目の一年。2010年代から2020年代へと次の10年に移り変わるその時。
枚岡神社へのご奉納の作品もそうですが、今年は 華、扉、開く、結ぶ がずっと私の中に流れているメッセージでした。
ドルフィンを描き終わって出てきたメッセージ。タイトルはBlooming Lotus。
蓮の華が開いている。扉は開いているから先は見えなくても自分を信じて飛び込んで、一緒に泳ごう…そんなメッセージです。
今年一年の感謝をこめて…
来る新年が素晴らしい一年となりますように祈りを込めて…
今から高野山での年越しに行ってきます♪